退院・一年後以降…

●2006年3月21日(術後1年10日)

初心、忘るべからず…

やはり今この時期、どうしても「一年前の今日はこうだった…」
こんな想いがずっと頭をよぎります。

仕事が軌道に乗り、順調に身辺が忙しくなって行くにつれ、いつしか
また体に無理を強いていたり、PCの前で知らずの内に長時間が過ぎて
いたりする事があり、ここ最近、また変な痛みが左側肩甲骨の奥を
走り出し、右上を見上げると首に痛みが走ることから、かすかに戦慄を
覚えつつ、あわてて姿勢を正したり、遅すぎるかもしれない対処を
しながら自分を戒めています。

次に手術をするとなれば、後ろから…

いかに病院生活が快適だったとはいえ、やはり「今」は遠慮したい…

今、この病で苦しんでいる人。
治療したとはいえ、私と同じように「爆弾」をかかえた状態の不安感を
どうしても拭えない人。
身内や近い知り合いに、この病で苦しんでいる方が居る人。

少しでも「心の支え」になる、あるいは勇気を持つ「お手伝い」が出来る
ように、との想いを込めて立ち上げたこのHP。

その初心を忘れないように、これからも更新して行きます。

相談の直接メールも数々頂戴していますが、情報の共有化、同じ想い・
悩みを持つもの同志の交流の為にも、可能な限り、当サイトのBBS(掲示板)
への書き込みにてお願いします。

本日そのBBS(掲示板)をもう少し見やすくデザイン変更をしました。
是非ご利用下さい。


●2006年7月26日(術後1年144日)

『卒業』

とうとうこの時が来てしまいました。

「来てしまった」というのも"おかしな"言い方かも知れないけれども…

病院のいつもの駐車場、いつも停める車の場所。
猛暑の外から院内に入ると、効き過ぎる事なく、
心地いい空調といつもの空気。。
そしていつものレントゲン撮影に、いつもの待合。

でも変わってるんですね。いろいろと。

まず先生方が私の担当して頂いている主治医
の先生以外全て、私の入院した当時と変わっている。。
看護士さん達にも新しい方がたくさんいらっしゃるようで
それでもすでにもう「新人」ではなく院の風景に溶け込んで
さえいらっしゃる。

前回診察より3ヶ月。
というより術日から既に一年半。


「次回どうされますか?」
もう別に来る必要がない、といった意味が含まれた一言。

複雑な気持ちでした。

多少機能不全なところもあるし、再発の不安を抱えながら
ではあるけれども、ここを訪れる他の患者さんと見比べて
どう見ても五体満足な私の今の状態。

とうとう『卒業』です。

次回の診察はいわゆる「また、生活に支障が出てくるような
事があれば…」です。

それが一月先なのか。。
あるいはもう一生ないのか。。

とにかく。。

これまでお世話になった永野先生を始め、皆さんに感謝。

本当に有難うございました。

この感謝の想いと、この「お陰様」の心をこめて
このサイトは維持できる限り続けて行きます。





・現在の状態

長時間のPC作業が続くので肩こりがひどくなってきた。
6時間以上の睡眠が出来ない(背中が痛い)
右手、特に中指先が常に痺れている(忘れると気にならない)
左足膝の力が急に抜けることがある。
腹部から下の表皮感覚が鈍い(温痛感)


●2006年11月5日(術後1年246日)

秋が深まり、徐々に"涼しい"から"寒い"に変わり始めています。
寝具に大きな掛け布団も加わり、布団の中が恋しくなる季節ですね、

先日、枕を買いました。
少し奮発して首にやさしく、寝心地が良いもの…とも思いましたが、
安価な低反発のものに代えてすぐこの病になったこともあって、昔から
ずっと愛用していたそば殻(実際買ったのはプラスチックパイプですが)
のものに。。
首が回復するにつれ、「枕なし」が辛くなっていたようで、背中の痛みも
ずいぶん楽になり、仕事が深夜まで及ぶ日が続いた明けの休日などは
9時間くらい連続して寝ることも出来るようになりました。

ヘルニアで手術をした。

そんな事が本当にあったのかどうかもわからないような、凄い寝相で
寝てたりする事も最近はしばしばです。(首をあり得ない方向に捻ってる、
だとか…^^)

そんな感じで、全く普通の生活に戻ったようですが、気になることがひとつ。

前回も書いた「左足膝の力が急に抜けることがある」

最近は頻繁です。
全く歩かない、などの運動不足では決してありません。
一番危ないのが胡坐をかいた状態から立ち上がって第一歩目。
…確実に左から転びそうになります。

なんなのだろう。

手で支えて立ち、しばらくすると平常に戻るので、生活に差しさわりがないので
もうしばらく様子を見ることにします。



●2007年1月21日(術後1年323日)

細々と続いているかのように思えていたこのページ。意外にもyahoo検索で
引っかかり、おいで頂ける方も多くなり、相互リンクのご依頼を頂戴したので、
その作業の時間を利用して久しぶりにこちらも加筆します。

本格的に寒い時期になるとやはり「あの頃」のことを思い起こします。

もう2年、いや、まだ2年…

前回も書いていますが、若干の不便を除けば、全く生活に支障のない、
むしろまた、自分の体力の限度を少しオーバーする位の仕事が続く日々を
過ごしている昨今。。

でもやはり『姿勢』にはかなり気をつけるようになりましたね。
歩くときも座る時もなるべく頭のてっぺんが上から吊るされているように
想像しながら背筋を伸ばすようにしています。

やっぱり『再発』は怖い。


・現在の状態

『背中の痛み』はまだ続いている。最早持病か…?
左足膝の力が急に抜ける…も改善されない。
『走る』ことが少しずつ出来るようになった「気がする」。
…ちゃんと地面を蹴れないからか、どうしてもつまずいてしまうが、
しばらくの時間であれば連続して足が前にでるようになってきた。


●2007年9月9日(術後2年半)

再発…?

夏場の多忙期を迎え、連日日付変更線を超えての帰宅、また長時間
のPCに向かっての作業(一日24時間のうち15時間以上は間違いなく
PCの前でした、仕事・プライベート合わせてですが^^)に睡眠不足、
生活リズムの乱れ…やはり少し体調に変化が出てきました。
右手のしびれ、胸椎部の痛み(朝はこの痛みで起床)等々・・
加えて寝違えのような痛みが走った時には、本当に「やってもうた!」
な気持ちになりました。
ただ、本当の「寝違え」だったようで、少し仕事が引けてきた今、
首・肩の痛みはほとんどないので安心するも、振り返ってみて、今まで
「無理・無茶」を自然と避けていた自分が薄らいでいるのに気付き
大いに反省。。。

そんな中、足が弱まっていたのか、急ぎ足で歩いていた出勤途中の
道で「大人こけ」というか、この歳になって何かに躓いたか、もんどり
打って大きく前にこけてしまい…かばった手の痛みもしばらく感じない
位、首に異常がないか、そちらの方に気持ちが集中していました。
相当の時間が経って後、気付くと手のひらに穴があいていて血が
出ているのと、もう片方の手に持っていた携帯の表面がえぐれるように
傷ついているのに気付き…

ちゃんと「自分」をもっと気遣わねば…

「忙しい」という字が「心亡くす」という字から成り立っていることを
実感した一件。。反省。。


●2008年5月1日(術後3年2ヶ月)

ついに3年目を迎えました。
実のところ、昨年末から今年の年始にかけて、非常に心配な時期を
過ごしていました。
本格的に「再発」の2文字がちらついた瞬間でした。
首から右腕にかけての息苦しいほどの痛み、そして右手中指の感覚を
失うほどの痺れを感じ、いよいよ仕事も手につかなくなって、主治医の元へ。。

結果は安心していいのか、余計に不安になってしまうような名前「骨棘」。
とりあえず「手術」の必要性はなく、ステロイド剤の点滴投与を続けてみて
効果がなければ、整形の手は離れてしまって麻酔科へ行ってもらいます…と。

つまりは「ペインクリニック」の段階に入ると…

というと、あの如何にも痛そうなブロック注射とかそんな感じのものですか…

是非とも整形の元に留まりたく^^ 痛みが収まるのを一心不乱に願いつつ
3日連続で点滴を受けに行ったにもかかわらず。。

あまり効果が出ない…

既にもうあの「懐かし」の痛み止め、ロキソニンを投入。ちょっとばかり日々
過ごしやすくなるも、またあの「寝る時の違和感」と言ったら。。

覚悟を決めて再診察の日。

「そんなに何度も打てる薬剤じゃないよ」と言われつつ、ステロイド剤の再投与
するかどうかを聞かれて、「是非是非!」と懇願する私。。

さらに3日間点滴受けて、奇跡的な回復。。何とか乗り切る事ができました。

その日以来、ロキソニンは食後欠かさず飲んでいましたが、ここ一ヶ月はもう
飲まなくても痛みが出る事はなくなりました。

何だかんだ、付き合っていかなければならないんですね。

というかこのお陰で、「気をつける」ことを思い出すのは良いことなのかも知れない。。


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ご迷惑・お手数をお掛けしますが、ブックマーク等の変更、何卒宜しくお願いいたします。




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